甘いセリフ

  ここは東方司令部 日々国のために働いている・・・

  軍人たちはこんな話をしていた

   「なあ 大佐。女性を落とす甘いセリフ教えてくださいよ~」

   「・・仕方ないな・・・ なら料理を作りに来た女性の役をしてくれ」

   「無理です。俺女じゃないんで」

   「なっ!」  

   「ご自分でどうぞー」

   「一人二役なんてできるか!」

   「大佐ならできますとも~ さあどうぞ」

   「当たり前だ この有能な大佐の階級をもっているのだからな」

   「それじゃあ1.2.3どうぞ~」

   「ねえ~今日のごはん美味しくなかった?」

   「まあ・・うまくはなかった」

   「やっぱり?・・」

   「なに ごはんは味より愛情だよ!」

   「どうだ!」

   指を鳴らし、部下の前で決めポーズをしたロイをみた部下達は

  ・・・・無。

   「なっなんだ?」

 その瞬間部下たちの笑い声で部屋は溢れかえった ブハッハハハ

  涙を流しながら部下たちは笑う

   「大佐~ ナイス!演技 面白かったです~」

   「そーだ。このビデオ中尉にも見せようぜ」

   「だな! どんな反応するかな~」

   「なっ!!まて! 中尉だけには見せるな!」

   「・・だけにっスか? もうとっくにいろんな人に見られてますよ?」

   「はっ!!」

  そうです。ここは東方司令部 ロイ達の仕事部屋の前の

廊下 であった。

  すでにここを通りかかった人たちに見られていたのだ・・

    「くっ!」  

    「大丈夫ですよ。 面白かったっスから! しけることはないと思いますよお?」

    「なっ!! NO!!!」

 というロイの叫び声が司令部全体に届いたのだった